ブリッジのメリット・デメリット
歯を失った場合の治療法として、インプラント、入れ歯、ブリッジの3種類があります。それぞれの治療に長所と短所があります。
それぞれの治療に、長所と短所があります。失ってしまった部分だけで無く、健康な歯への影響や、見た目、使用感などを比較してお選びいただくことが重要であると考えています。
このページでは、ブリッジとインプラントの比較をしてみたいと思います。
ブリッジの特徴と、メリット・デメリット
ブリッジとは、歯を失ってしまった部分の両隣の歯を削って支台とし、橋をかけるような治療法です。
最大のデメリットが、健康な歯を削らなくてはいけないということです。健康な状態の歯を削ってしまうわけですから、当然歯の寿命は短くなってしまいます。
また、欠損した部分のを支えることになるために、大きな負荷がかかり、さらに寿命が短くなってしまうのです。また、負荷がかかって、かぶせたブリッジがゆるくなってしまい、汚れが入ってしまうことで支台の歯が虫歯になってしまうことが多いのです。つまり、健康な歯をさらに失う可能性が飛躍的に高まります。
また、保険適用の場合には審美的に優れた素材は使いませんので、銀歯が入ることとなります。見た目の良いセラミックを使うと、インプラント以上に高額になることがほとんどです。
さらに、高い費用を払い、健康な歯を痛めながらも平均で7~8年しか持たないため、再治療のことを考えると、経済的にも健康面でも非常に大きな負担が生まれます。
一方で、ブリッジの長所は保険適用なら治療費がインプラントよりも(目先は)安いということです。治療自体もスピーディに行えます。
また、入れ歯と違って取り外してお手入れする必要がないので、手間がかかりません。(ただし、汚れがたまってもキレイにすることが難しい)。
ブリッジの特徴まとめ
健康な歯を削ってしまう | ブリッジを装着するために、最低2本は健康な歯を削る必要があります。そのため、健康な天然歯の寿命が著しく短くなってしまいます。 |
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支台の歯に負荷がかかる | 削るだけで無く、負荷も大きくかかるため、歯根から弱ってしまい、寿命が著しく短くなってしまいます。 |
虫歯になりやすい | 長く使っていると、負荷によりブリッジがゆるみ、その隙間から汚れ(菌)が入りやすくなってしまいます。その結果、気がつかない部分で虫歯が進行してしまうケースが多くあります。 |
寿命が短い | ブリッジの平均使用期間は7~8年というデータがあります。健康な歯に負担をかけ、かつ費用もかかることを考えると患者様の負担が大きい治療です。 |
見た目が悪い | 保険適用だと、使用できる素材が限られてしまい銀歯やプラスチックの歯を入れなくてはいけない。プラスチックの歯は最初は白いが、変色したり、割れやすいという特徴がある。審美的に良いセラミックなどでブリッジを作ると、インプラントと同等か、それ以上に費用がかかる。 |
違和感がある | 入れ歯よりは違和感は少なくすみますが、やはり天然歯やインプラントと比べると、違和感を感じます。 |
インプラントはブリッジのデメリットを補うことができます
健康な歯を削る必要が無い | インプラントは、骨に埋入するため他の歯を削ることがありません。 |
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健康な歯を守ることができる | 支台が必要ないので他の歯に負荷をかからないだけではなく、歯を失う前の咬み合わせを実現できるため、全体的な咬み合わせのバランスを正常に戻せ、負荷を経験し、他の歯を守ることができます。 |
寿命が長い | ブリッジの平均使用期間は7~8年というデータがありますが、インプラントはお手入れさえしっかり行えば、15年~20年に渡って使用することができます。※咬み合わせの強さ、骨の状態で個人差はあります。 |
見た目が良い | ご自身の天然歯の色合いに合わせたセラミック冠を装着するので、自然な見た目を実現します。見た目では、インプラントとは分からない自然な状態を実現できます。 |
違和感がない | 天然の歯と同じような感覚なので、違和感なく生活できます。 |
インプラントのデメリット(短所)
費用が保険適用の入れ歯、ブリッジよりも高い
保険適用の入れ歯やブリッジと比べて、インプラントの短所は費用が高くなるということです。価値観は人それぞれですが、他の歯を守れる、天然歯と同じような食感が楽しめる、見た目やお手入れへのストレスから解放されるといった数多くのメリットを考えれば、決して高額ではないのではないでしょうか。
メリットと費用のバランスをご自身でしっかりと考えながら、治療法を選ぶことをお勧めします。
手術が必要な治療である
入れ歯やブリッジには手術が必要のない点を考えれば、インプラントの方が負担の大きい治療となります。
ただ、治療の負担度合いは個人差があります。実際には、抜歯とほとんど変わらない程度の治療の場合がほとんどです。
→治療の流れについてはこちら
当院では、治療法を比較しながらあなたに合った治療をご提案します
当院では、「歯を失ったから絶対にインプラント」というスタンスではありません。患者様のご希望と、口腔内の状況を踏まえてベストな治療方法を提案させていただいています。
また、インプラントと入れ歯、ブリッジを組み合せた治療をお勧めすることもあります。つまり、それぞれの治療法の長所・短所を活かし、あなたのご希望や望むライフスタイルに合った治療を行うことを大切にしているのです。
1人1人患者様のご要望や、お口の状態は異なります。
インプラントでも、入れ歯をお考えでも、まずは無料のカウンセリングを受けられることをお勧めいたします。
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